営業ノルマを達成できなかったらいじめ。ブラック企業情報サイトに告発したEさんの体験談

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ブラック企業暴露インタビュー、第5回です。
情報・通信系の会社で営業として働いていたEさん。
ノルマは厳しく、達成できなかったらいじめ。社長は自分勝手で、いつもどこにいるのかわからない。
最終的に、ブラック企業情報サイトにこれらの情報を告発されたそうです。
そんなEさんのお話を伺いました。

- こんにちは。今日はよろしくお願いします。
Eさん:よろしくお願いします。

- おいくつですか?
33歳になります。

- どこにお勤めでしたか?
株式会社Nで働いていました。

- どんなお仕事をされていましたか?
情報・通信系の会社で営業をしていました。

- まだ同じところにお勤めされていますか?
もう辞めています。

- 年収はおいくらほどでしたか?
ボーナス込みで250万円です。

- どういう点が「ブラック」だと感じましたか?
社長がワンマン経営者で、しかも殆ど社内におらずどこに行っているのかすら分からない状況でした。

- どこに行っているのかわからない?
はい。
ある日は会社に出勤しないでゴルフをしていたという話を聞きました。

- 奔放な人ですね・・・
経営が放漫なんだなと感じました。

- 社長宛に連絡が来ることもよくあるのではないでしょうか?
中小の従業員数15人ほどの会社でしたが、社長あてに電話や来客があっても常務が応じていました。

- それは大変ですね・・・
はい。大変でした。
また、社員に対しての待遇も良くありませんでした。

- その他にも何かありますか?
私だけに限らず営業全員が・・・なのですが、
半期ごとに目標を設定され、目標が達成できなければ暴力、暴言が飛び色々精神的に追い込ませて退職させていました。

- Eさんもそうした目に遭わされたのでしょうか。
いいえ。
私の場合、幸い目標をクリアできたのでそのようないじめはありませんでした。

- それは不幸中の幸いですね・・・
そうでもありません。
いつ自分がそうなるかわからないと思いながら見ていると、ゾッとしました。
人に見えるようにいじめることで、見せしめ効果を期待していたんじゃないかと思います。

- そうですね。営業の成績って流動的ですものね。
はい。
目標をクリアするために、必死になって働きました。

- 何とかノルマはクリアしてこれたということですね。
はい。
ですが、目標を達成して売り上げをどんなに上げても評価されませんでした。

- 評価と言いますと・・・
仕事としてやっているんですから、お給料に反映するということですよ。
どれだけ成績が良くても、ボーナスが出ることはありませんでした。

- 会社全体の業績がずっと悪かったのでしょうか。
そんなことはありません。
リーマンショックの時は、会社全体の収益は良かったのですが世の中が不景気なので賞与は出せないと言われました。

- それはいやらしい話ですね。
そうでしょう?
がんばっても結果が変わらないなら、がんばる気力なんてなくなります。

- そうですよね。
あとは、有休もまともに使わせてもらえませんでした。
38度の熱があっても出勤したことがありました。

- それは厳しいですね。
はい。
かなり心身共にすり減らされました。

- 最終的に退職を決意した決め手はなんでしたか?
社内教育もまともにされず、スキルアップも望めないため退職しました。

- 職場環境改善のために、何かしてみたことはありますか?
インターネット上のブラック企業の情報サイトにて告発しました。

- 何を告発したのですか?
無理に退職勧告をさせられるような圧力があった際に対抗できるように、労働基準監督署に提出しようと考えていたものを公開しました。

- それはどんな内容でしたか?
無視などのいじめがあったら、それを詳細を手帳に記入していたんです。

- 役に立ってよかったですね。
はい。
少しでもこういう目に遭う人が少なくなるといいなと思います。

- 会社に向かって、言いたいことはありますか?
会社に向かってというよりも、今の就職業界に向けてですね。

- いいですよ。では、どうぞ。
離職率の公開やブラック企業についての周知活動がされていますが、まだ十分な成果が出ていないと思います。
また、労働組合のない中小企業では、なかなか物が言える機会がなく労働者の意欲低下にもつながっています。
ハローワークも企業の情報を包み隠さず離職率が高い、評判が良くないと言った情報をしっかりと公開してほしい。

- ありがとうございました。

ひどいことをされたら記録を取っておくことはとても重要

営業職はノルマが厳しいという話をよく耳にしますが、今回のお話はその典型的例ですね。

ノルマが達成できなかったらいじめられる。

本当にひどい話ですね。

「いじめをやめよう」と子どもたちに教育するべき立場の人がこんなことをするとは、本当に聞いて呆れます。

いじめはどんな立場になってもするべきことではありません。

Eさんはしっかりした方で、労働中から細かく記録を取っていたようです。

これは本当に大事なことです。

もし現在、これを読んでいるあなたがブラック企業に勤めていて苦しんでいるのであれば、ぜひ記録をとってください。

記録を取ることによって、労働基準監督署への相談がとてもスムーズに進みます。

裁判になった際も、こうした記録は意味のある証拠として使えます。

「裁判だなんて大げさな」
と思われるかもしれませんが、奪われた時間や体力、そして尊厳を取り戻すには、必要になることもあります。

走り書きでも構いませんので、こまめに物事を書き留めておきましょう。

遅刻したら罰金1万円!サービス残業も当たり前の酷使系ブラック企業

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ブラック企業暴露インタビュー、第4回です。
今回は、販売のお仕事をしていたDさん(女性)にお話しを伺いました。
遅刻したら、罰金1万円。サービス残業は当たり前
稼いだお金は社長のキャバクラ費用に消えていく・・・
そんな理不尽な職場の体験談です。

- こんにちは。今日はよろしくお願いします。

- おいくつですか?
30歳です。

- どこにお勤めでしたか?
Eという会社に勤めていました。

- どんなお仕事をされていましたか?
販売です。

- まだ同じところにお勤めされていますか?
もう辞めています。

- 年収はおいくらほどでしたか?
250万ぐらいです。

- どういう点が「ブラック」だと感じましたか?
まず、遅刻1回につき1万円の罰金を払わされていました。

- 罰金を払わされるんですか?
はい。おかしいでしょう?
サービス残業をしているせいで、みんな朝はキツいのに。

- サービス残業もあったんですね。
はい。サービス残業で毎日8時間以上の労働は当たり前でした。

- 「まず」と最初におっしゃいましたが、それ以外にもあるのでしょうか?
はい。
利益を上げれなかったら給料減額されていました。

- 先ほど教えていただいた年収250万円からの減額ですか?
そうです。
かなり生活が苦しかったです。

- その他にも何かありますか?
有給休暇をなかなかもらえず、休みたい日になかなか休めず自分の用事が何も出来ませんでした。

- その状況にみなさん耐えてらしたわけですよね?
1年間で20人程辞めて行きました。

- 20人はなかなかの数ですね・・・
そうでしょう。
人が入社してもすぐに辞めていっていました。

- それだけ入れ替わりが激しかったら、人間関係に影響が出るのでは?
人間関係が最悪すぎて精神的に病んでしまう人が多かったです。

- それは、入れ替わりが激しいという原因で・・・?
それだけじゃありません。
自分より上の人間にはペコペコで下に対しては思いやりのかけらが一つもない上司がいて、自分の事は棚に上げ、人の批判ばかりしていました。

- それはしんどいですね。
しんどいなんてものじゃありませんでした。
精神科に通っていた人もいました。

- 上司というのは、直属の上司のことですか?
さっきお話ししたのは直属の上司のことですが、その人だけではありません。
社長がとにかくケチなくせに社長はキャバクラに通っていました。
私たち社員が一生懸命に働いたお金で、です。

- 社長がケチ・・・例えば、どんなエピソードがありますか?
私達の人件費は削る代わりに社長自身の浪費には寛大でした。
キャバ嬢に払うお金で残業代ぐらい出せって感じですよ。

- 職場環境改善のために、何かしてみたことはありますか?
社長がワンマンだっ為、何もできませんでした。

- 会社に向かって、言いたいことはありますか?
ブラック企業は大体一番上の人がヘンです。
当時は会社の為と仕事に燃えていて一生懸命利益を上げる為に頑張っていましたが、今考えるとただの社畜でした。

- 社畜ですか・・・
はい。何であんな会社のためにあんなにがんばってたんだろうって思います。
本当に会社の中にいる時は視野が狭くなっていました。
今は辞めて視野も広がりました。

- 本当にお辛い体験でしたね。
はい。
仕事なんてやる気になれば、何でもできると思います。
ブラック会社に固執する必要なんて、ないんですよ。

- ありがとうございました。

遅刻罰金にサービス残業。典型的で非人道的な「搾取」の世界

遅刻で罰金1万円だなんて、まるで水商売の世界ですね。

サービス残業をすれば、夜に休む時間が少なくなるのはもちろんのこと、体をメンテナンスするためのお金を捻出するのも大変になります。

そうすればどんどん体はくたびれていきます。朝起きるだけで大変なことです。

それなのに、遅刻で1万円の罰金を取る・・・
これは搾取以外の何物でもないのではないでしょうか。

今のご時世、サービス残業や労働者の酷使に厳しくなってきていますので、ここまで酷い会社はなかなか見つかりません。

最初は誰もがDさんのように、

「勤めたからには、この会社でがんばろう!」

と意気込みます。

しかし、こうした対応を受けていれば、当然やる気も失われていきます。

人は、自分を大事にしてくれる相手を大事にすると言います。

自分を大事にしてくれない、酷使するような相手といても、幸せになれません。

もし「雑に扱われている」と感じ始めたら、転職を考えてもいい時期なのかもしれませんね。

新人研修にお金を払わされ、その後別の仕事に就かされて・・・未経験OKエンジニア職に応募したCさん

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ブラック企業暴露インタビュー、第3回です。
今回はエンジニアのお仕事をするために入社したはずだったCさん(男性)にお話しを伺いました。
実際に勤めたら求人情報に書かれていたものと仕事内容が違う!ということは、ブラック企業によくあることのようです。
しかし、Cさんが体験したブラック企業は、それだけではありませんでした・・・。

- こんにちは。今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。

- おいくつですか?
32歳です。

- どこにお勤めでしたか?
w.kという会社です。

- どんなお仕事をされていましたか?
ソフトウェア関係です。

- まだ同じところにお勤めされていますか?
もう辞めています。

- 年収はおいくらほどでしたか?
320万円ほどです。

- どういう点が「ブラック」だと感じましたか?
話せば長くなるんですが・・・まず最初のポイントとして「新人研修を受けるためにお金を払わされる」ということです。

- お金を払わされる?
はい。ソフトウェアの会社で、積極的に未経験者のエンジニアを採用しており、自分も未経験で入社しました。
始めにプログラミング未経験者は、会社の研修を受けるのですが、その研修費が30万ほどしました。

- それはみなさん受けられるのですか?
未経験者の人はみんなですね。
プログラミングなんて未経験ではできませんから。

- 新人研修の内容はまともなのですか?
プログラムをしたことがないのでまともなのかどうかはわかりません。
ただ、みなさん経験がないのでわからないことだらけで途中でリタイアされていきました。

- Cさんはどうでしたか?
私はその研修に最後まで残ることができました。

- では研修を終えて、エンジニアになれたということですね。
それが、そうじゃないんです。

- どういうことですか?働かせてもらえなかったのですか?
私も研修が終わった時、やっとエンジニアとして働けると思いました。
けれど、実際は出向という形で、携帯の受付の仕事に派遣されました。

- それは酷いですね。
本当に!
なんのためにお金をかけて研修を受けたのかわけがわかりませんでした。

- その後、どうなったんですか?
その出向先での評価が良ければ本社に戻れるとのことで我慢していました。

- 本社に戻ることはできましたか?
資金がショートしたらしく、会社は人材派遣会社に買収されてしまいました。
私は仕方なく会社を辞めました。

- 職場環境改善のために、何かしてみたことはありますか?
会社が買収されたので、解決する前に退職しました。

- ということは、買収された際に辞めたんですね。
はい。同じ会社の人のほとんどは人員削減で退職させられました。

- 働いている時からブラックだと自覚していましたか?
自覚したのは辞めた時ですね。
もっとキッチリしてほしいと思っていましたが、当時はブラック企業なんて言葉があまり浸透していなかったので
ブラックという自覚はなかったですね。

- 辞めた後で気付いたと。
はい、今思えば相当ブラックな会社です。

- 会社に向かって、言いたいことはありますか?
だって社員教育に金払えって、そんなことが許されたら、そこで商売ができちゃいます。
さっさと辞めて労働基準監督署や弁護に頼めば良かった!

- ありがとうございました。

お金を払ってしまったが故のジレンマで「辞められない」

「求人情報ページに書かれていた仕事と内容が違う!」

これはブラック企業がよく使う手です。

仕事内容が違う、給料が違う、休日が違う・・・
さまざまなパターンがあるようですが、Cさんの場合は仕事内容だったようです。

しかも、新人研修のお金まで払わされたということ。
普通、仕事のために新人を教育することに発生するお金は会社側が負担するものです。

私が思うに、このw.kという会社は、新人が仕事を簡単に辞めないようにそのような仕組みを作ったのではないでしょうか。

というのも、お金をかけずに入った会社であれば、仕事内容が気に食わなければ後ろ髪引かれることなく会社を辞めることができます。

ところが、入社するのにお金をかけたとなると、簡単には辞められないのです。

「支払ったお金が無駄になる」「お金を支払っただけの価値があるはず」と思ってしまうんですね。

これは、ダメな恋人に貢ぐのをやめられない、別れられない心理と同じです。

恋人に一度貢いで、「貢ぐだけの価値のある人」と思いこんでしまうと、なかなか別れることができなくなります。

面接はお見合い、就職は結婚と似たものだと言いますが、もし致命的な嘘を見つけてしまった時はそうそうに別れた方がいいと私は思います。

社長に気に入られなければパワハラ・・・ある意味セクハラ?R株式会社に勤めたBさんの実体験談

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ブラック企業暴露インタビュー、第2回です。
今回は通信・販売のお仕事ををされていたBさん(女性)にお話しを伺いました。
仕事を仕事だけではなく、仕事外のことで評価されるとしたら、あなたはどう思いますか?
とても根深い、人も感情に踊らされるブラック企業のお話です。

- こんにちは。今日はよろしくお願いします。
こんにちは。よろしくお願いします。

- おいくつですか?
33歳でした。

- どこにお勤めでしたか?
R株式会社です。

- どのような会社でしたか?
社員数100人余りの中小企業でベンチャーでした。
新卒で入社した会社です。

- どんなお仕事をされていましたか?
通信・販売の仕事をしておりました。

- まだ同じところにお勤めされていますか?
もう辞めています。

- 年収はおいくらほどでしたか?
320万円です。

- どういう点が「ブラック」だと感じましたか?
ブラック企業の定番?かと思いますが、基本的に残業代は出ません。
自分の仕事が遅いから、自分に非があるからということで、申請することができません。

- なるほど。定番ですが、酷い話ですよね。
はい。仕事が遅いのではなく、次から次に仕事が来てさばき切れないだけなのに・・・。

- さばき切れないだけ、というのは、他人と比較してですか?
そうです。私と同じぐらいの仕事のスピードで、定時にあがっている人もいました。

- 失礼かもしれませんが、定時に上がっている人とBさんにどのような違いがあったか自覚されていますか?
はい。定時に上がっている人は社長のお気に入りなんです。

- 社長のお気に入り?
はい。
社長は50代前半のワンマン社長で、全てワンマン社長の一声で決まるような会社でした。
その社長のお気に入りの社員になると定時に上がれますし、
仕事ができなくても出世することができるんです。

- また失礼なことをお尋ねしますが、それはあなたの思い込み、ということは・・・。
絶対にありません。お気に入り社員以外はみんなそのことに気付いていましたし、
飲みの場で何度もそうした関係の愚痴が多くの人から聞こえてきました。

- なるほど。本当に失礼いたしました・・・。
ええ、本当に。思い込みだけでこんなこと言いません!

- では、話を戻して・・・。どうすると社長のお気に入りになれるのですか?
それはプライベートで食事に行ったり、社長主催のプライベートなパーティーに行く必要があります。
若くてきれいな女性社員なら間違いなくお声がかかります。

- 誘われる人は限られているということですね。
はい。

- それはどうしようもないですね。
そうですね。
そういった仕事以外での関わりも重要だということがブラックだと感じたポイントです。

- 職場環境改善のために、何かしてみたことはありますか?
私個人ではありません。

- それでは、他の誰かと一緒に何かをした、ということは?
同じ不満を持っている者同士で意見書のような物を提出してみましたが、意味がありませんでした。

- 一度だけで終わってしまったのでしょうか。
声をあげることは勇気がいることで、簡単にはできませんでした。

- 辞める時はすんなり辞めることはできましたか?
はい。逆らうやつはいらない、という感じでしたね。

- 会社に向かって、何か言いたいことはありますか?
弱い社員の立場を利用して、社員の人権を無視した行為は犯罪に近しい行為です。
その企業を辞めたとしても、その社員の心の傷は残ります。
そして、必ず新入社員が入るので、また新たな犠牲者が生まれます。

- お辛い体験でしたね。
はい。それは今思い出しても辛いです。
しかし、ブラック企業という言葉や様々なハラスメントという言葉が生まれ、労働者の立場を守る考えが浸透してきたのは救いです。

- そう考えることができるのはすばらしいことだと思います。これからもがんばってください。
はい、ありがとうございます。

- こちらこそ、ありがとうございました。

仕事外でのコミュニケーション問題。強制する会社はブラック!

仕事以外の問題が仕事の評価に関わってくることは、本当にとてもしんどいことだと思います。

「飲みニケーション」という言葉がある裏には「アルハラ(アルコールハラスメント)」という言葉があります。

この言葉たちは表裏一体で、どちらも仕事の付き合いの上で外すことのできない問題でしょう。

そして、仕事には関係のない話であることにも間違いありません。

アルコールを飲もうが飲むまいが、仕事の能率は変わりません。
それでも「飲ませたがり」な上司に当たってしまうと、飲む人はでき、飲まない人はできないという目で見られてしまいます。

今回のEさんの場合もこうしたコミュニケーション問題から逃げられなかったということになります。

「若くてキレイな女性社員なら間違いなくお声がかかる」ということは、社長は仕事ではなく外見で人を判断していたということですよね。

努力ではどうしようもない部分で仕事を評価する会社、それはブラック企業と呼んでもいいでしょう。

毎日、批判されるために反省点を述べる朝礼に心が荒み・・・株式会社Sのパワハラ実例

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ブラック企業暴露インタビュー、第1回です。
今回は不動産営業をされていたAさんにお話しを伺いました。
営業の仕事はノルマだけでもキツいという話をよく耳にしますが、Aさんが勤めていた株式会社Sはそれ以外にもひどいことがたくさんあったそうです・・・。

- こんにちは。今日はよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。

- おいくつですか?
31歳です。

- どこにお勤めでしたか?
株式会社Sです。

- どんなお仕事をされていましたか?
不動産の営業の仕事だったのですが、かなりきつかったです。

- まだ同じところにお勤めされていますか?
もう辞めています。

- 年収はおいくらほどでしたか?
280万円です。少ないですよね。

- どういう点が「ブラック」だと感じましたか?
まず、パワハラがひどかったですね。

- どのようなパワハラを受けましたか?
売上が取れない場合には朝の朝礼の際に部署の人間全員に円になって囲まれた中で反省点を述べるという決まりがあり、更にそこでは述べた反省点について全員が必ず批判をしなければなりませんでした。

- 必ず批判・・・それは、する方もされる方もしんどいですね。
はい。すごく辛かったです。
朝にそれをやられると1日のやる気が削がれてしまい、更に売上が伸び悩むという悪循環に陥ったために、毎日私はそれをやられるはめになっていました。

- それは辛いですね・・・それ以外に何かありますか?
当然のようにサービス残業させられていました。
定時は18時にも関わらず、売上の低い社員は毎日23時頃まで外回りをさせられていました。

- サービス残業ということは、残業代は・・・?
もちろんありませんよ。

- 職場環境改善のために、何かしてみたことはありますか?
とてもそんな余裕はありませんでした。

- 辞めることになった最後のきっかけはどのようなものでしたか?
毎日のストレスのせいで慢性の胃潰瘍になり、退職しました。

- 辞める時はすんなり辞めることはできましたか?
いいえ。辞める時は「根性がない」などの暴言を浴びせられました。精神的にかなり参った職場でした。

- 会社に向かって、言いたいことをぶちまけてください!
それでは、失礼いたしまして・・・。
ほんとにいい加減にしろよ。おまえらの会社のせいで俺の体はめちゃくちゃになってしまった。
パワハラばっかしてるおまえらの会社なんか将来絶対倒産間違いなしだ。
特に課長のU、おまえにネチネチ言われたことは全部覚えてるぞ。絶対に一生忘れないからな!

- すごい、パワーがこもっていますね・・・。
本当に酷い会社でしたから。体調が治るまで、ずっと恨み続けます。

- 早くお体の調子が戻るといいですね。
ありがとうございます。

ストレス過多になると体調を崩すさまざまな原因が発生する

ブラック企業にはさまざまなパターンがあります。
そのうちの代表的なパターン1つである「パワハラが酷い」という要素。

今回のAさんの場合、慢性胃炎になってしまったということでした。

ストレス過多になると、胃酸が過剰に分泌されて胃が荒れてしまうことがあります。

さらに、ストレスを解消するために食事やタバコの量が増えてしまい、体に悪影響を及ぼすことは少なくありません。

特にAさんは、サービス残業で深夜まで帰宅できなかったということですから、規則的で健康的な生活が難しくなってしまいます。

食事の時間も毎日違うでしょうし、ゆっくり睡眠を取ることもできません。
食事にかけられる時間も短く、どうしてもコンビニ弁当や外食が多くなってしまうでしょう。

このように、ブラック企業が個人に与える影響は半端ないものです。

「せっかく就職できたのに簡単に辞めるなんて」
と思われるかもしれませんが、心身に悪影響を感じたらなるべく早く辞めるようにしましょう。

一度体を壊すと、元通りにするのは非常に難しいものです。